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膀胱・精巣の病気

膀胱・精巣の病気には、膀胱炎、膀胱がん、精巣上体炎、精巣炎、精巣がんなどの病気があります。

膀胱炎s001med_015

膀胱炎は比較的女性がなりやすい病気とされています。急性と慢性の膀胱炎があり、多くは細菌感染症です。治療は検査のうえ、原因菌をつきとめ、薬物による治療をおこないます。もっと詳しく

精巣上体炎

 精巣上体(睾丸の後ろの方にある)が主にクラミジアなど非淋菌性の細菌によって引起こされる炎症症状です。精巣上体に炎症が起きると陰嚢の脹れ、痛み、発熱をきたします。炎症は精巣上体に限局しますが、ひどい場合には精巣にも波及します。不妊症の原因にもなりますのでしっかりと治療を行う必要があります。もっと詳しく

精巣炎

精巣炎は睾丸炎ともいわれ、睾丸が腫れたりすることで痛みを伴う病気です。炎症によって無精子症を引き起こすこともありますので注意が必要です。

精巣炎(睾丸炎)は、おたふく風邪を起こすウイルス(ムンプス・ウイルス)が原因で発症します。正式には『流行性耳下腺炎性精巣炎』といいます。

このウイルスに子供が感染すると、いわゆる「おたふく風邪」になります。子供にとっては大変な病気というわけではありません。しかし、子供のころに「おたふく風邪」にかからないまま大人になってしまい、成人がこのウイルスに感染すると、男性不妊症の原因となる精巣炎(睾丸炎)になってしまうのです。

精巣炎(睾丸炎)は一般細菌が原因で起こることはきわめて稀で、ムンプス・ウイルス、淋菌、梅毒のいずれかが原因と判断できます。現在ではほとんどがムンプス・ウイルスで起こると言えます。

陰嚢水腫

陰嚢水腫とは、陰嚢内に漿液が貯留する状態をいいます。腹膜鞘状突起の閉鎖が不完全であるために起こる小児の例とは異なり、成人例では中年以降に、外傷や炎症などさまざまな理由により起こりえます。通常、痛みはありません。

治療は経過観察でよく、小児の場合には数年様子をみて自然治癒しなければ手術をします。成人の場合では、よほど大きな水腫でないかぎりは経過観察を行います。穿刺して「水」を出すことは、かえって治癒を遅らせるとされ、現在ではほとんど行われていません。

膀胱がん

膀胱がんは、膀胱にできるがんで、自覚症状のない血尿が出た際に注意が必要です。早期発見の場合は、内視鏡の手術が可能ですが、進行している場合は、摘出手術が必要になります。

症状:最多は無痛性血尿が85%

 膀胱鏡的に同定できる膀胱腫瘍のほとんどすべては、少なくとも顕微鏡的血尿を示すとされます。

 血尿は間欠的なことが多く、1-2回の陰性結果では膀胱腫瘍を除外できません。

次いで膀胱刺激症状(頻尿、尿意切迫、排尿困難)が多く、

 びまん性上皮内がん(CIS)や浸潤性膀胱がんで見られることが多いですが、

 顕微鏡的血尿なしでみられることはほとんどないとされます。

ほかに、尿管閉塞による側腹部痛、下肢浮腫、骨盤内腫瘤があります。もっと詳しく

精巣がん

精巣がんは、精巣(睾丸)にできるがんで、痛みなどを感じることはほとんどありませんが、精巣が腫れたり、硬くなったりすることで発見されるがんです。比較的短期間で転移するため、早期の発見治療が不可欠です。

疫学的データ

比較的稀ですが、15-35歳男性では最も多い悪性腫瘍で、最も治癒率の高い充実性腫瘍の1つです。

有効な診断技術、腫瘍マーカーの進歩、有効な多剤併用抗がん剤治療、修正外科治療により、死亡率は1970年までの50%以上から1996年には10%以下まで低下しました。

治療に成功する原因としては、放射線治療や種種の抗癌剤に高感受性の胚細胞起源であること、組織学的により良性成分への分化能が高いこと、早い増殖、予測可能な全身増殖様式、合併症の少ない若年に好発し集学的治療に耐えうること、によるとされます。

性腺外胚細胞種の予後は、同じ治療でも原発性胚細胞種の半分といわれます。

原発性精巣悪性腫瘍の90-95%は胚細胞成分起源で、非胚細胞成分起源は5%です。

 セミノーマ40%、胎児性癌20-25%、奇形癌25-30%、奇形種5-10%、純絨毛癌1%、混合型15%の割合です。

精巣への転移性腫瘍は稀ですが、細網内皮系腫瘍の精巣浸潤は起こりえます。

ピークは20-40歳で、60歳以上や0-10歳の幼児にも発生します。

若年成人で最も多く、20-34歳男性では最多の、35-40歳では2番目に多い充実性腫瘍です。

セミノーマは10歳以下や60歳以上では稀ですが、35-39歳では最も多い組織型です。

精子細胞性セミノーマ(セミノーマの10%)は50歳以上で最多です。

胎児性癌、奇形癌は主に25-35歳に発生します。

絨毛癌(胚細胞腫瘍の1-2%)は20-30歳代により多いとされます。

卵黄嚢腫瘍は幼児、小児に多いですが、若年成人では他の胚細胞成分と混合して見られることが多いです。

良性の純奇形種は小児で最多ですが、成人では他の成分と混合して見られることが多いです。

精巣悪性リンパ腫は主に50歳以上の男性に見られます。

両側精巣腫瘍の2-3%は、遺伝的要因の可能性があるとされます。

2-3%は両側性:両側セミノーマが最多で48%、両側同様の非セミノーマが15%、異なる胚細胞性腫瘍が15%、同様の非胚細胞性腫瘍が22%です。

 両側腫瘍の半数が片側、両側の停留精巣の既往を持つことは、片側下降異常に両側異形成が多いのと同様です。

精巣腫瘍の7-10%は停留精巣の既往を持つとされ、

 停留精巣の頻度は、新生児4.3%、幼小児0.8%、18歳以上の成人0.7%で、

 停留精巣から精巣腫瘍発生の相対リスクは3-14倍、

 停留精巣の既往患者の5-10%が、対側正常下降精巣に悪性腫瘍を発生し、

 両側停留精巣で精巣腫瘍の既往患者の25%が、第2胚細胞腫瘍のリスクを有します。

ホルモン:妊娠マウスへのエストロゲン投与により精巣の下降異常、異発生が起こるとされ、

 ジエチルスティルベストロールや経口避妊薬を投与された女性からの男児にも同様の所見がみられ、

 外因性エストロゲン投与はライディッヒ細胞腫発生とも関連するとされます。

 ジエチルスティルベストロール投与女性からの男児での、精巣腫瘍の相対リスクは2.8-5.3%といわれます。

精巣萎縮:非特異的、ムンプス性の精巣萎縮は、局所的ホルモンバランス異常により精巣癌を発生するとされます。

停留精巣における腫瘍発生(精巣がんの発生)

停留精巣の頻度は0.8%、精巣腫瘍は0.4%の頻度です。

停留精巣の4%が腫瘍化するといわれ、

全胚細胞腫瘍の10%は停留精巣より発生します。

停留精巣は正常の10〜35倍の腫瘍発生リスクを有し、

鼠径管内は1%、腹腔内は5%のリスクといわれています。

5歳までに固定術をすれば腫瘍発生は稀、

10歳までに固定術をすれば腫瘍発生のリスクを大いに軽減するとされ、

思春期以後の固定術はリスク軽減に全く影響しないため、摘除すべきといわれています。

1歳以後は自然下降しないので、1歳を過ぎたら診断つき次第手術すべきとされます。

停留精巣の腫瘍発生平均年齢は40歳であり、長期の経過観察が必要です。

思春期過ぎたら精巣の自己チェック、マーカ−採取が重要です。もっと詳しく

膀胱子宮内膜症

内科的治療として、

 低用量ピル

 GnRHアゴニスト

 外科的治療として、

 膀胱部分切除

 TUR-Bt

 があり、

膀胱部分切除が根治的とされます。 

 ホルモン治療単独で70%が再発します。

 手術時期:月経期は切除が広範になる、非月経期はマージンがわかりにくい

    :腹腔鏡と経尿道的手技を併用して膀胱部分切除術を施行

 子宮マニュプレーターを挿入し、膀胱子宮間にテンションかけ、

 この間を膀胱膣間の脂肪でてくるまで剥離

 TURで腫瘍辺縁をマーキングし、先に中から切開

 一部で穴あき腹腔内と交通したら、腹腔内からハサミで切除続ける(TURのマーキングに沿って)

 膀胱は横に縫う(縦では尿管、尿管口のひきつれのリスク)

というのが、標準的手術法です。

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