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TESE

[2018.12.12]

今日はクリニックの休診日を利用し、千葉市の提携婦人科クリニックにて、男性不妊症に対するTESEという手術を行ってきました。

TESEとは、精巣内精子採取術(testicular sperm extraction ; TESE)という手術です。精液中に精子を認めない無精子症のかたや特発性精子形成障害症例のかたにおいても、この手術により精子を少数でも採取できれば、卵細胞質内精子注入法(intracytoplasmic sperm injection ; ICSI)、いわゆる顕微授精を用いることで受精妊娠、ひいては挙児が可能となります。

精巣生検は病理組織学的に造精機能を評価する必要性があると考えられる症例が適応となりますが、生検でSertoli cell only症候群やmaturation arrestと診断されるような症例でも、顕微鏡を用いて精巣内の広範囲を比較観察し、精細管の構造の違いを識別して採取部位を決めるmicrodissection TESE ( micro-TESE )にて精子回収が可能であることが少なくありません。精巣生検の所見は精巣容積や血中卵胞刺激ホルモン(FSH)値と同様に精子回収の予測因子とはならず 、精巣への侵襲も考慮しTESEと同時に施行されることが多いです。

高度な不妊症と診断された場合でも、早めに男性不妊症の生殖医療専門医に受診されることをお奨めします。

ちなみにIMG_5655生殖医療専門医は全国で725名いますが、そのほとんどが産婦人科医であり、男性不妊症を専門に扱う泌尿器科の生殖医療専門医は全国で58名しかおりません(2018年12月1日現在)。詳しくはこちら

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